説明
ごく稀に出現をする不思議な色味と独特な錆色の紋様。銀色の名残や、周囲の写り込みなどは残しつつも、まるで深く閉ざされた鏡の様な表情を呈します。琥珀色の様であったり、濃くて深いオレンジ色であったり… 実はその根源は銀の液そのものでありまして、銀嶺液施工時における焼き付けの温度やその時々の湿度などがその色味の変化に影響を及ぼしている様です。艶やかで静寂な表情に満ちた小皿は、太陽の光の下では黄金色にも光り、室内の灯りではその一番下の表層がかつては鏡であった事も見て取れます。確かに複雑な創作の過程は経てはおりますが、ナノテクノロジーの最先端の技術とも言える錯体銀と、創作の場である横浜の周辺環境が原子や分子のスケールで呼応した実に奇跡的な最終結果である事に間違いはありません。
個々の商品で銀色の発色や風合いなどが異なる場合があります。また銀膜の表面に極小のピンホールや気泡跡、塗料垂れや釉薬垂れなどが見受けられる場合もありますが品質に問題はございません。陶磁器特有の、また完全手造り品による世界に一つしかない個々の特徴や個性として末長くお楽しみ頂きたく思います。
- 特殊錯体銀仕上げ
- 最終表面仕上げ
- 詳細
◯ 写真では艶消し仕上げの様な写りとなりますが、現品の表面部分は豊かな艶感に溢れます。
◯ 背面にも銀嶺施工を施しております。
◯ 背面にも銀嶺施工を施しております。